にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

溢れ出る少年マンガ感、SANADAとオスプレイ【G1 CLIMAX 29 2019/7/14 第6試合 感想】

今新日本で一番注目されている二人かもしれない。

棚橋を超えるとも言われる運動神経とを持ち、クラシカルかつ堅実なプロレスを主軸とするSANADA。

重力を無視した飛翔能力とキレを増した空中殺法で本格的にヘビー戦線へ加わったオスプレイ

赤と青のタイツが醸し出す古きよき主人公とライバルの構図に、試合が始まる前から期待が高まっていく。


世界で1番歓声が好きです

場内の歓声はオスプレイが優勢だ。

無表情だが内心思うところがあっただろうSANADAはオスプレイの土俵に乗るように、目まぐるしい攻撃を仕掛けていく。

ドロップキックが相打ちになり、観客のボルテージは最高潮。

SANADAは耳に手を当て、奥ゆかしく自身への歓声を求めた。イヤしんぼめ!


パラダイスロック敗れたり

そんなSANADAのお株を奪わんとオスプレイは掟破りの決行!

しかし勝手が分からず監督みたいにモタモタしてしまい失敗。

正しいやり方を見せてやると言わんばかりに今度はSANADAがパラダイスロックを完成…させるも、他のヘビー級選手と比べて腕の細いオスプレイは難なく解除してみせた。

これには始祖たるミラノさんも大絶叫。


加速するリング

負けじと今度はザックに仕掛けたように、ロープを使ったパラダイスロックを披露。今度は完璧に決まり、無視出来ないダメージをオスプレイに与えた。
あれロープブレイク扱いにならないの?

これを機に2人の攻防は熱と速さを増していく。

スカルエンドへの布石を打ちつSANADAと、全身のバネをふんだんに使い手数で追い詰めるオスプレイ

カンフー映画さながらの切り返しの果て、まさかのサナカッターなる掟破り技まで飛び出す。

だが最後はスカルエンドを跳ね除ける余力を残したオスプレイがSANADAから3カウントを奪い取った。


無限の成長

もうヘビー級どころの騒ぎではないランスに黒星は喫したものの、SANADA相手に本来の実力を出し切ったオスプレイ

自分の土俵に乗っかってきたSANADAを蹴散らし、唯一無二のハイフライヤーとしてさらに名を上げた。

しかし2人の激闘はどこか清々しく、勝ち負けを抜きにずっと眺めていたかった。

前回のザック戦もそうだったが、改めてSANADAの器用さが光る試合だ。

相手の土俵に立ち、同等のテクニックを見せつけると同時に相手の限界値を引き出す。

まるで主人公を成長させるライバルのようだ。常に相手と対等のようで、実は1段上にいるような独特の緊張感がSANADAにはある。

この闘いはきっとオスプレイに更なる成長を促し、SANADAも自身の伸びしろを見つけることが出来ただろう。

この夏の激闘が終わった時、新日本の勢力図は大幅に塗り替えられているかもしれない。