にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

あべみほも立派なレスラーです【G1 CLIMAX 29 2019/8/8 第5試合 感想】

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めっちゃ汗かいてた

今の日本は旧来のバカみたいな働き方が通用しなくなっており、少子化ということもあって女性の社会進出に対する関心が上がっている。進出できてるとは言ってない。

プロレス業界においては、以前ケニーが「新日本は女子が試合に出られないこと」について苦言を呈したのが記憶に新しい。

MSGでスターダム所属の岩谷麻優の参戦はあったものの、これは新日本というよりROH女子部門と岩谷の絡みがあったからこそ成立したものだろう。

「じゃあ時代に合わせて女子部門を作ろう」と言ってもそう簡単はいかないのは想像に難くない。ヤングライオン制度や寮はどうすんのとか、他団体の選手を引き抜けるだけの魅力的な提案ができるのとか、解決しないといけない問題が山盛りだ。


そんな新日本だが、完全に女性が除け者にされている訳ではない。

特に有名なのはピーターとあべみほだろう。ただどちらもレスラーとしての訓練を受けている訳ではなく、新日本のセックスシンボルな立場だ。

試合に介入することもあるが、悪い言い方をすれば賑やかしという面が強い。

ただこの日の試合はカメラの都合か、彼女らは単なるディーヴァではないということを改めて自分に教えてくれた。


反則男子達の裏で

とにかくコミカルな世界観に飲み込まれることを避けたいタイチと、見えてる罠を全力でまき散らす矢野。

そんなわちゃわちゃしてる2人の裏で、あべみほはディーヴァではなくセコンドとしてしっかり動いていたのが特徴的だった。

このG1中盾にされたり投げキッスされたりガンつけられたりと散々な目にあっていたあべみほだが、このレスラー特有の肉体言語から何かを読み取ったのだろうか。

コスチュームを丁寧に畳み、ピンチの時は発破をかけ、さりげないロープメンテも欠かさない。

その所作は単なる雇われではない、闘いにプライドを持った人間の動きだ。

で、肝心の男共は急遽乱入した金丸を加え、パンタロン脱がすわリングサイドの幕を巻き付けるわと大暴れ。

2人がある意味滑稽な争いをしているせいで、あべみほの真摯な部分がより際立って見える。スイカに塩理論だ。

最後はタイチと金丸の巻き寿司が完成、職人芸を見せた矢野は早々に撤退。2人を心配するあべみほをよそに言い争うタイチと金丸であった。


リングに上がるだけがプロレスではない

あべみほはキックもエルボーもしない。するにしてもビンタくらいでとても『選手』とは言えない。

しかしカメラと場の空気を読み、リングを整えタイチを鼓舞する姿は間違いなくプロだ。

あべみほの一挙手一投足で観客が盛り上がることだってある。多くの人の視線を集め、自分らしさを見せつける。

彼女の行動に自分たちの気持ちが左右されているのだ。これを『プロレスラー』と言わずに何というのだろうか。

確かに新日本プロレスは漢の世界という印象が強いし、実際そうだろう。

だがリングの上で輝く彼女達も、間違いなく新日本プロレスのプロレスラーだ。


引用元
HEIWA Presents G1 CLIMAX 29 – 神奈川・横浜文化体育館 2019/8/8 – 第5試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦 | 新日本プロレスリング
ケニー・オメガ独占激白「俺がやりたいのは見る人の人生を変えるプロレス だからAEWなんだ」 | 東スポのプロレスに関するニュースを掲載