にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

プロレスラーがプロレスラーたる所以は必殺技にあり!【G1 CLIMAX 29 2019/9/8 第1試合 感想】

強い男に必殺技は欠かせない。

特にプロレスラーは華やかさが求められるため、視覚を刺激する必殺技の開発は最重要事項となる。

しかし人間は手から光線を出したり足に炎を纏わせることは出来ない。肉体と関節に制限された中で観客と相手に見せつけなくてはいけない。

その中でもヤングライオンは発展途上ということで使える技に制限がかけられている。

いきなり飛んだり跳ねたりで怪我をされても困るし、基礎を叩き込む前にそういうことを教えると増長を招く可能性もあるのだろう。

ヤングライオンの試合が面白いのはそういう限られた手札の中でどんな闘いを見せてくれるからだろう。

だが当然ずーっと同じ動きじゃキレが増しても味気ないし、見ている方も成長を感じることが出来ずノリきれない。

今の自分に許された中で可能な精一杯の表現。


復活

f:id:niwapuro:20190910094314j:plain
腕とお腹のパンプが荒削りながら芸術的だ

そんな中辻が持ち出したのは何とジャイアントスイング

現代においては爆裂お父さんかマリオくらいしか実戦で使っていない幻の大技が新日本のリングに復活した!

ジャイアントスイングの凄さはそのリング占有率にある。コンパスのように相手レスラーをぶん回すことでリング上に筋肉のミステリーサークルを描き、回転数が増えればその模様はより濃くなる。

相手を掴んで回すだけという大味さだが、そこに説得力が加わればまさに必殺技だ。


辻の答え

皆さんご存知の通り、辻は第3世代のレスラーと言われても違和感のない貫禄を兼ね備えている。

本来フレッシュさが求められるヤングライオンにおいて、ただ立ってるだけでもベテラン感が滲み出るというのはそれだけで才能だ。

辻はその我が見た目を活かすように古典的とも言える大技の復活を選んだ。

息もつかせぬ攻防が一般化している今の新日本のリングで、たっぷり空気を吸うような間のあるプロレスを恐れぬその姿はもう完全にヤングを脱している。

もちろん、こういう「わざとらしい」技を嫌う人には刺さらないだろうけど、こういうことが出来る若手がいるということがとても大事なことだと自分は思う。


引用元
Road to DESTRUCTION – 千葉・東金アリーナ Blue Justice Ⅸ~青義継続~ 永田裕志 WRESTLING LIFE 35周年記念大会 – 第1試合 15分1本勝負 | 新日本プロレスリング