にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

愛されタイチの侵略

タイチはヒールだ。かつては世界一小狡く、今は愛を捨てた聖帝。

ヒールだし、本人の性分もあるのだろう。バクステではあらゆるものを小馬鹿にし、Twitterでは酒酒相撲酒ゲーム酒田口酒酒ゲームとプロレスラーというより宅飲みアカウントのような状態だ。

そんな彼の言葉は4強にはない独特の魅力に溢れている。


ヒール目線の痛言


ファイプロワールド初期のバグ騒動を覚えているだろうか。フリーズやバグが多発しクリエイトやオンライン対戦が困難な状態になり、総監督であるともぞう監督の過去の発言が掘り返され大炎上となった事件だ。WWEのも燃えてたね。

怨嗟の引用RTやDMが渦巻く中、ゲームにも出演していたタイチが拳を上げた。

ファミ通を介して直接対決まで持ち込み、忖度なしのボロクソ発言によって追い詰められたともぞう監督の姿に溜飲を下げたユーザーが多かったのか、その後は徐々に沈下していった。

タイチの言葉も口は悪いが間違ったことは言っておらず、ともぞう監督の謝罪には真摯に答えるという生真面目さを見せている。

またある時はマナーのマの字も知らないような観客に痛烈な言葉を投げかけることもあった。

その際ロスインゴファンと名指しすることで因縁を作りつつ、層が広いロスインゴファンに自浄することを促した。多分本音9割だけど。

人は「よくぞ言ってくれた!」というシチュエーションに弱い。あらゆる思考をクリアにし、細かいことを吹っ飛ばして心の快楽に酔いしれる。タイチはその塩梅が絶妙なのだ。


メディア戦略

最近オカダを筆頭に新日本レスラーのメディア露出がまた目立ってきた。前代未聞のドーム2連戦を控え、オカダも上層部もここで顔を売っておきたいと考えたのだろう。

『陽』と『自信』のオーラ全開の棚橋やギャップ萌えの真壁とは異なり、身体は大きいがニコニコ優しそうなお兄ちゃんという新たな魅力を振りまいている。

そんな本隊やCHAOSが煌びやかな世界に身を投じてる中、タイチはYouTubeに進出した。

ゲーム好きというのは有名だったのでいずれ配信くらいはやると思われていたが、YouTuberとのコラボやタグチジャパン乗っ取りなど、想像以上の広がりを見せている。

少子化かつ時間の流れに縛られたテレビから離れている人も多い昨今、新たな潜在的プロレスファン発掘に一番熱心なのでは…?と思えてくる。


ストーリー展開

タイチに限らずヒールというのは物語の起点になることが多い。手と口を自在に操りベビーと観客を転がすその姿は憎たらしくも忘れられない。

タイチは反則とバクステコメントを丁寧に織り交ぜ、相手をいつの間にか自分のレールへ乗せることに長けている。

どんなに強い言葉を放とうと、そのレールに乗った時点でタイチが主軸の物語のパーツになってしまう。勝とうが負けようが、それは試合巧者であるタイチ名前では細かいことなのだ。

去年のG1落選騒動以降タイチの支持がグッと上がった感覚がある。今ではすっかり内藤のライバルで、レッツゴータイチコールも日に日に勢いを増している。

もしこの流れもタイチによって練られたものだとしたら?

新日本の中心はオカダや棚橋らであろうが、新日本プロレスが面白いのはタイチのおかげなのかもしれない。


引用元
PS4版『ファイプロW』の不具合にキレたプロレスラー・タイチ選手と松本朋幸総監督との対談が実現。不具合の真相に迫る。緊急会見も決定! - ファミ通.com