にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

内藤とKENTAのベルトを越えたイデオロギー

カミツキガメより噛みつきが激しいと話題のKENTAが、ベルト戦を前に内藤の名言を掘り返してきた。

この一歩踏み出す勇気というのは内藤の転換期を象徴する言葉で、クビ寸前まで追い込まれた内藤のレスラー人生が180度変えた深みのある言葉だ。

内藤の挫折と栄光は様々な媒体で紹介されているおかげ知名度は高く、その言葉に鼓舞されたファンも多い。

新日学園 内藤哲也物語 1

新日学園 内藤哲也物語 1

  • 作者:広く。
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/03/28
  • メディア: 単行本
こういうのとか

だがこれはあくまで成功した人間だから言えること。それにクビ寸前とはいえ若きエースとして会社からチャンスをもらう回数の多かった内藤がなにヒロイックなセリフに酔いしれてこの馬鹿チンが!というのが今回KENTAが持ち出してきた論争点だ。

色々あって新日本へやってきたKENTAらしい言葉だ。一歩踏み出す勇気で日本を飛び出した2人だが、その結果は対照的。KENTAは怒りを露わにすることがあまりないので余裕があるように見えるが、内心複雑な感情が渦巻いているはず。

これは「持つ者の言葉」と「持たざる者の行動」のどちらが正しい、いや人を惹きつけられるかの勝負だと自分は考えている。KENTAも充分持ってる方だとは思うけど。

現にKENTAは下記のように「一歩踏み出す勇気」をこれでもかと乱発し、注目を集めている。

・突然G1に殴り込みしてみる。
・最近の新日本にはなかった打撃主体の渋いプロレスをしてみる。
・日本人の少ないBULLET CLUBに入ってみる。
Twitterで後藤とレスバトルしてみる。多分負けてる。
・煽ってきた一般人を弄ってみる。
・ドームでハポン合唱を邪魔してみる。
・ユニットリーダーのジェイを差し置いてベルトに挑戦してみる。

ロクな勇気じゃねえなこれ!?

夢みたいなこと抜かすよりまずは行動、とにかく結果。それを追求したKENTAの行動一つ一つにファンは振り回され、良くも悪くも注目せざるを得ない状況になっている。

これまで言葉を巧みに利用しファンの想いと妄想を膨らませることで支持を得た内藤に対する荒っぽいアンサーだ。じっくり夢を寝かせられるのは会社に守られているからだ、なら俺はその間行動で全てを示してやる、と。

KENTAが動けば物語が動くのだ。ドームであんなことやった男にもう怖いものはない。モクスリーに喧嘩を売るかもしれないし、第三世代を潰しにかかるかもしれない。もしかしたらバレクラを乗っ取る気では!?色んな可能性がKENTAに詰まっている。

2/9の選手権は表向きは初のWベルトを賭けた試合だが、勝敗に関わらず「どちらの表現が優れているのか」という、レスラーにとって重要なものを決する闘いとなる。そんな予感がする。



引用元
https://twitter.com/njpw1972/status/1221081211960872960?s=21