にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

逆につまらない試合って何?塩試合の条件を考える

塩試合という言葉がある。意味としては下記の通りだ。

新日本プロレス平田淳嗣がある試合のインタビューの際に「しょっぱい試合ですいません」と言った事から「しょっぱい=なさけないor恥ずかしい」という意味合いで知られるようになり、「しょっぱい→塩」と言う事から、いずくともなく塩試合と言われるようになった。ただこの言葉自体が自然発生的なので諸説あると思われる。

また、これまでは「塩っ気のある味」と言う意味で使われていた「しょっぱい」と言う言葉が隠語で使われてる意味で世に広まった瞬間でもある。

ニコニコ大百科なので信ぴょう性に欠けるが概ねこういった意味、要するに面白くない試合ということだ。

こういったネガティブな言葉は非常に強い拡散力を持つため、とりあえず人の目を惹きたい時によく使われる。

だがそう言われた試合を実際に見てみれば会場の熱が低かったりモヤモヤする結末であることはあったにせよ、塩塩言うほどか?ということは少なくない。

もし満場一致の塩試合があるとしたらそれはどういった条件下で発生するか、どの試合がそれっぽかったかを考えてみる。


仲の悪い同士

レスラーのプライベート間の仲がどうなろうと、リングに上がればプロの領域。プロレスラーとしてできることを尽くすだけ。

…なのだが、もし「試合に見せかけて痛めつけてやろう」と考えてるほど根が深い者同士がぶつかったらどうなるだろう?

有名なところではこの試合だろうか。

LIFE OR DEATH FIGHT ~死闘~ 永田裕志 VS 佐々木健介
※流血注意
自分もそんな文献を読み込んだり関係者にインタビューしたことないので深くは語らないが、笑えない因縁が一つの決着を迎えたのがこの試合だそうだ。

ド派手な流血はこの時代なら不思議じゃないが、それにしても出過ぎな出血量や永田と佐々木の表情の対比はデスマッチのそれとは全く違う冷たいものが感じ取れる。スポンサーが血染めになるのは問題ないんだろうか。

『因縁』があるのだからこのぐらいボコボコにやりあっても感情が乗せれそうなものなのだが、少なくとも自分はできなかった。

それは単にリアルタイムで見てないからなのかもしれないが、面白くない=共感できない=恐ろしいの式が成り立つとすれば、自分にとってこの試合は立派な塩であると言える。

あと単純に次の試合の人たちがかわいそう(小並感)。


噛み合わない

プロレスには色んなファイトスタイルがある。投げ中心とか飛び技メインとか。

そういった多種多様なレスラーたちが同じリングで闘うのがプロレスの面白いとこなのだが、たまには歯車がかみ合わないこともある。

「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦 飯伏幸太 VS KENTA

まだ綺麗な頃のKENTAと飯伏。どちらもキックボクシング的なファイトスタイルなので噛み合いそうなものなのだが、なんか違うぞこれという展開、改めて見返すと飯伏の体調が悪そうに感じるな。

後のKENTAを見れば分かる通りこれが彼本来のスタイルなのだが、当時はKENTAのケの字も知らなかったので「どんなことするんだろう?」と期待のハードルが非常に上がっていたのが原因でそう思ってしまったのだろう。

つまり勝手に期待して勝手に裏切られたと感じてしまっただけの話なのだが、これも充分塩試合を構成する要素になると思う。というか世に出回ってる塩試合の大半はこれな気もするぞ。


急なトラブル

プロレスに限らず生放送である以上トラブルは切っても切り離せない存在である。

それは音響機材のトラブルだったり選手の怪我だったり、どれだけ気を付けていても人間である以上いつかは起こるものだしそれはしょうがない。

だが中には意図的にトラブルを起こして場を荒らすものも存在する。

IWGPタッグ&ROH世界タッグ選手権試合 4WAYマッチ タマ・トンガ&タンガ・ロア VS PCO&ブロディ・キング VS “キング・オブ・ダークネス”EVIL&SANADA VS ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ

これは試合内容自体は問題ないのだが、そのあとが問題のパターンだ。新日本の動画ではばっさりカットされているが、決着がついた後とあるレスラー2人が乱入してくる。

細かい部分は各々調べてもらいたいが、その2人はプロレスファンにも漏れ伝わるほど素行がよろしくない。

そんな2人が突然乱入したとあって空気は一変。ROH側の選手が殴りかかるわ新日本側の選手は普通に帰るわファンも悪ノリしだすわと場が荒れに荒れ、実況はそれに触れないという地獄絵図が展開された。

後々これはROH側の仕込みであったとネタばらしされたそうだが、そこまでカバーしていない新日本ファンからすれば放送事故そのものでしかない。


今回挙げた3つの要素を内包した試合こそ、塩試合と呼ぶべきものだと自分は思うはどうだろうか。努力では決して覆せない負のやり取り。つまんないと評するのは簡単だ、だからこそ『塩試合』とまで蔑むならばそこまでのものであるべきだと。

そんな試合を見たいかと言われたら絶対嫌だけど。



引用元
塩試合とは (シオジアイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
新日本プロレスワールド