にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

【NJPW WORLD ランダム紀行】1973年12月10日 ジョニー・パワーズ VS アントニオ猪木


6⇒70年代
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この番号にあった動画はこの試合!

闘魂シリーズ第2弾&ワールド・タイトル・チャレンジ・シリーズ 1973年12月10日 東京体育館 NWF世界ヘビー級選手権試合 ジョニー・パワーズ VS アントニオ猪木

プロレスを語るならこの男は外せない!アントニオ猪木!対するジョニー・パワーズは国旗からしてカナダの人か。全く知らないレスラーだ…。

自分の知ってる猪木といえば闘魂ビンタか猪木御殿のアレくらいのイメージだが、この頃のギラつきよう凄いな!?

角度によっては小猪木にも見えるがまとう空気が周りと段違いだ。何故今日まで支持されているかを一発で分からせる圧がある。

身体はジャニーの方が大きいが、バキのリアルシャドーばりにオーラで対等に立ってる感があってすごい。

それにどっちもスマートな筋肉なのがいい。ややアンコ体型ではあるが、闘う男の色気が出ている。

試合はスポーツマンシップ溢れる握手から始まる。猪木のオーバー気味なアクションは固め技に頼りがちな序盤に程よい華を添えてくれる。

首に四の字固め的な技をかけてる最中もその動きいる?みたいな周りに見せつけるように大きな動きで観客を煽りコールを起こしている。

やられている時もそうだ。痛みを身体や声を使い全力で観客らに見せつけている。ジョニーがやや反則寄りな試合運びをしているので、観ている側の感情がスルリと猪木に乗っかる。

怒り狂う巨大外国人に挑む日本人。今でこそ珍しい光景ではないが、当時の人達にとっては凄まじい刺激だったろう。実際声援というかヤジも現代とはまた違った殺気を帯びたものとなっている。

試合はコブラツイストで猪木の勝利…と思ったが、この時点でまだ16分以上動画再生時間が残っている。マイクがべらぼうに長いのかな?

と思ったら急に2本目のスタート。これ3本勝負だったの!?

今度は打って変わって打撃戦。スピーディな展開にボルテージも高まっていく。


負けてられないジョニーはリング外から攻めたり金的したりとなりふり構わず。ヒール外国人としての本性をここにきて丸出しにしている。

重く荒々しい打撃に苦しむ猪木!起死回生のニードロップもスカしてしまい、足八の字固め(初めて見た)でギブアップしてしまう。これ絶対かける方も痛いだろ!?

互いに星1つずつの状態で3本目。残り時間9分くらいだけどどうなるんだ…。

3本目はバレクラや鈴木軍もよくやるエプロンやコーナーポストを使った足責めだ。これ一応反則だったんだね。

勝てばよかろうなのだ精神で猪木の足を痛めつけ高笑いするジョニーは表情も相まってまさに赤鬼。昔話に出てくる鬼の正体は渡来人を誤認したものという説があるが、この様子を見ていると真実味がある。

怒涛の攻めに猪木は悶えるばかりで解決の糸口すら見えず、会場のフラストレーションがぐんぐん溜まり見ていて辛くなってくる。

とうとう必殺足八の字の体勢に入りこれは負けかと思っていたらなんとジョニーが後頭部強打!よく会場笑わなかったな。

隙を逃さず猪木はジョニーに卍固めを仕掛け、大逆転勝利をもぎ取った。このカタルシスは素晴らしい。

この試合でアントニオ猪木という男は単に新日本プロレスを立ち上げ刺激的なマッチメークを行ったから伝説になった訳じゃないということが深く理解できた。

技・感情表現・試合の組み立て・扇動力。他の格闘技がそんな浸透してないという時代背景もあるのだろうが、試合1つでこれほど昂らせてくれる猪木は本物だ。

ジョニーも強面ヒールとしてかなりよかったので他の試合も見てみたかったが、ワールドにはこの1試合しかないのがちょっと残念だ。


アゴすごい度:★★★★
レジェン度:★★★★★
後方確認はちゃんとしよう度:★★★★



引用元
新日本プロレスワールド