にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

コロナより怖いおじさん2人【SUMMER STRUGGLE 2020 観戦感想】

SUMMER STRUGGLE 2020 2020年7月26日 東京・後楽園ホール 全試合

自粛を求められても好きなものは好きだからしょうがない

という考えの人が多いであろう東京は今日も元気に感染者をいっぱい出している訳だが、三密回避とこまめな洗浄を心がければコロナは意外と怖くないものだ。

感染力の強さは恐ろしいが、そんなの毎年流行ってるインフルエンザも同じようなもんなので気を抜かずしっかり対策をすれば問題ない。

という訳で今回はそんなコロナより怖いおじさんがメインイベントを飾る後楽園ホールにやってきたぞ。

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実は初後楽園ホール観戦

第1試合 がんばれ辻くん

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後楽園ホールは後ろの方でも見やすくていいね
まずはCHAOSと本隊の対決。

最近ゲイブは色んな先輩に喧嘩を売り出し注目度を上げているが、今日はなんと石井を指名!しかもそれに素直に応えた石井!ヤバいぞ辻!

気が狂ったかのように石井と正面から殴り合う姿はヤングライオンを飛び越えもはやタイトルマッチの迫力だ。場外にいても隙あらば石井を倒そうと吼え続ける。

しかも単に技を乱発するのではなく一撃一撃にヤングライオンらしからぬ技術の高さが伺える。石井がすんなり対決を了承したのもこういう部分を知っているからだろうか。

その姿に触発されたであろう辻は運が良ければ勝てそうな矢野とぶつかり合う…が、当然矢野が石井のように真正面からやりあってくれるはずもなく、金的からの丸め込みであえなくフィニッシュ。

股間を押さえたまま横たわる辻の哀愁に涙。

第2試合 マットはしっかり拭いた方がいいかもしれない

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新鮮な組み合わせ
続いてGBH対鷹木SANADAのロスインゴ組。

パッと見謎な組み合わせだが、恐らくかつてのNEVERである真壁に拳を以て挑戦の打診をしにきたといったところだろう。

この試合はとにかく声がうるさくて通って見た目以上の迫力があった。室内だとめちゃくちゃ響くね。

内容も安心して観れる力と力のプロレス。鷹木の速さと威力を両立したラリアットにも耐え抜く真壁の底力がアツい。

そして必然的にSANADAと闘うことになった本間は対抗心からかテクニックを駆使した闘いを見せるのだが、パワースラムをかける時やSANADAのスカルエンドへのムーブ時にやや体幹の乱れが見えたのが心配だ。

単に消毒液の巻き過ぎで力が入らないとかならいいんだが…。

第3試合 パパはおつかれチャンピオン

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多すぎる
10人タッグマッチは実際に観ると物量が凄くて腹いっぱいになってくるな…。

やはり注目は最近コケにされっぱなしの棚橋と不穏な空気の飯伏。この日は「まだまだ俺はできるぞ」アピールのためにタイチと対峙するも、技はことごとく避けられ逆に瀕死に追い込まれるなど不発。

動きが完全に読まれているようで逆転の一打になりそうな攻撃も華麗に捌かれ鈴木軍総動員で痛めつけらる光景はファンなら卒倒不可避の残酷ショーだ。

逆に飯伏は最初からプッツン来ているのかいきなりザックを容赦なく痛めつけ、サブミッションも力任せにブチ破る。これは棚橋がやられたことへの怒りなのか、それとも…。

試合自体は上村がデスペに取られて終わったが、いつの間にかリング外で伸びていた棚橋を見下すタイチザックと、助け起こさず背を向ける飯伏という嫌な予感しかしないイベントが発生。

EVILに続いて飯伏の闇堕ちとか面白いけど大変なことになるぞ…。

第4試合 トリックスター

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1vs4マッチかな?
オカダと裕二郎の対決は心苦しいものがある。裕二郎の『悪』は果たして何なのかという疑問を突きつけられているようだから。

実際に観てもオカダと裕二郎の差は大きかった。それは卑劣を日常としていたからついていけないだけなのか、古傷が本来の実力に蓋をしているのか。

声を出していい環境だったら自分は裕二郎を応援していたと思う。あまりに巨大な壁を越えようともがく姿にベビーもヒールもない。ただ、ただ勝ってくれ。何か致命的な一撃を食らわせてやれと願う。

ところでこの日のも邪道はマスクせずに現れたが、いつもよりしっかり歩いており非常にコンディションがよく見えた。

そのおかげで終盤の介入も非常にスリリングだったがなんでこのタイミングで矢野が救援にくるんだよ!?

どんな状況でも基本はリングに上がったメンバーに任せる方針(多分)のCHAOSにしては珍しい光景だったが、これも何かのフラグなのだろうか?

第5試合 EVILはEVILだった

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内藤はずっと海野レフェリーとイチャイチャしてました
恐らく神宮までロスインゴが負け続けそうな2つのベルトを賭けた物語は内藤が挑戦表明したことで一旦ファンの溜飲を下げたが、もやもやが晴れるまで時間はかかりそうな…。

しかし一番印象に残ったのはディックの動きだ。今回は邪道同様セコンド(セコンドとは言ってない)だったが状況に合わせて的確に動き円滑な試合運びを実現している手腕はさすがレスリングマスターと呼ばれる訳だと納得。

黒で統一しがちなバレクラの中でビシッと決まった白スーツも好印象だ。筋肉質な人がスーツ着るとめっちゃかっこよくなるけどディックも例に漏れずだ。

ではEVILはどうなのかというと、新日本ワールドで見てきた以上にEVILとしての基礎はあまり変わっていないように感じた。

ぶっちゃけバレクラメンバーが介入する以外は実直にプロレスしているので思ったよりノれたのは自分でも意外だったな。

まばらだがEVILに向かって拍手も飛んでいたし、今のEVILのキャラはともかくEVIL自体は好きという人はまあまあいそうだ。

第6試合 しばきあい宇宙

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火花散る
さてメイン…NJCでは永田に敗北し苦汁を舐めた王様が、タッグで永田とぶつかったことによって爆発。借りを返し引導を渡すためこのシングルが組まれた訳で、始まる前から緊張感がすごい。

試合が始まると前回のシングル同様ひたすらエルボーを打ち合い倒れた方が負けというプロレスとは思えない独自ルールを2人の中で勝手にやり始める狂いっぷり。

だが面白いのは単に殴り合うだけでなく、そろそろいいだろ…と思った辺りで新しい展開が生まれ、またエルボー合戦に戻るところだ。

しばきあい⇒プロレス⇒しばきあい⇒プロレスを繰り返すことで喧嘩なのか格闘技なのかを曖昧にし、壮絶な決着を想像させつつ目を離せなくする。

エルボー合戦も回数を重ねるごとに音・飛沫・破壊力が増し、声出し禁止を遵守する観客から悲鳴とも感心ともつかぬ声が漏れる。

大喧嘩を制した王様が拍手に対し苦言を呈したが、ネタ抜きにこの試合は拍手も声援もいらなかったと思う。

試合を彩るのは肉と骨が震える音だけでいい。観客はただ圧倒されればいい。禅めいた喧嘩空間は神秘的で美しく、最高の余韻を残す。と言いながら普通に拍手したけど。


いやー面白かったね!確かにロスインゴ周りはスッキリしない展開が続いてるけど試合そのものは納得できるし、何より他の人らのマナーがいいおかげで安心して観れるのもよかった。ちょっと怪しい奴はいたが。

距離を取る、声は出さない、ちゃんと手を洗う。当たり前を守ってみんなも新日本プロレスを応援しよう!