にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

ネオYOSHI-HASHI再来!ベルト戴冠は一瞬か!?【SUMMER STRUGGLE 2020 2020/08/08 第6試合感想】

SUMMER STRUGGLE 2020 2020年8月8日 東京・後楽園ホール 全試合

ここのところバッドエンドや不穏な決着が続き、それに対して全力でブーイングできずフラストレーションが溜まりがちだった昨今。

しかし今日は飯伏騒動が解決してスッキリした本隊とCHAOSのメインという声を出さなくても非常に応援しやすいメインでそれだけでも感動しそうになる。

個人的にはせっかく大物2人と組んでるワトさんに経験値を積ませるため勝ち進んでほしいが…果たして!

飯伏の新たな標的

棚橋と和解した際「神になれ」と勅命を下された飯伏。これまでは棚橋や中邑を神格化しすぎるあまり、レスラーとしてのもう一歩を踏み出すことに躊躇していた感じがあったが、その神から直々に縛りを解かれたせいか今まで以上に調子よさそうに見える。

そんな飯伏が目をつけたのは、上昇志向が強いレスラーにとってご馳走潰し甲斐のある壁こと石井。

シャープな飯伏とずんぐりな石井の対比が面白いこの対決だが、相変わらず沸点低めの石井はこの場でシングル始めるんじゃないかと思ってしまう暴れよう。

飯伏も飯伏で狂気をはらんだ表情で石井を痛めつけ、相思相愛であることを確認している。

残念ながらタッグ戦なので極限まで達せずお互い交代したが、恐らく近いうちにスペシャシングルマッチかG1で同ブロックに組み込まれるのは確定だろう。

神というか狂戦士な感じもするが、飯伏が自主的に物語を作りだそうとする姿勢は今後のヘビー戦線において重要なものになりそうだ。だいたいこういう物事の起点にされるよね石井。

頂点を目指す者vs頂点を掴み損ねている男

そしてこの試合ではもう一つの物語も動き出していた。YOSHI-HASHIは初のベルトを獲れるのか、である。

YOSHI-HASHIはこれまでベルトを巻いたことありそうでない。チャンスはやたらあったのだが、どれもこれも力及ばず逃がしている。

今回は石井と後藤という心強い仲間を携えておりこれまで以上に戴冠確率は上がっている。そんなYOSHI-HASHIのビクトリーロードに立ち塞がったのは…マスター・ワト!

ワトさんにとってもベルトは重要だ。鈴木軍との抗争も大切ではあるが、グランドマスターを目指すならまずは新日本に名を刻む必要がある。

こんな年の差ある若手がライバルでいいのかと思うが共にベルトに賭ける想いは同じ。そんな2人がぶつかれば、それは名勝負でしょう!

試合終盤、互いにチームメイトが消耗し闘うこととなったYOSHI-HASHIとワトさん。ジュニアらしさがあふれるワトさんの手数の多さを、一撃の重みで盛り返すYOSHI-HASHI

救援にきた飯伏を排除した石井と放つ連携技で完全に流れはYOSHI-HASHIに向いた…と思わせてワトさんのガッツが炸裂!

パワーボムラリアット、ヘビーの重さを嫌というほど味わえる必殺技を食らってなおカウント2で肩を上げる根性と気力!セコンドの天山も大興奮だ!

そんな姿に滾る気持ちを抑えられなくなった棚橋と飯伏が援護、まさかのリンチ即席合体技でYOSHI-HASHIを追い詰める!

初登場の時から蹴りを中心とした動きの良さに定評のあるワトさんだが、同じくキックの鬼である飯伏とのダブルハイキックは映画で仮面ライダー達が同時にライダーキックするようなアツさとかっこよさがあって素晴らしい。

なんかもうこれワトさんの大金星でいいんじゃ…と思いつつ観ていたが、今回のYOSHI-HASHIは覚悟が違った。そして仲間がいた。

さっきのお返しとばかりにCHAOS組のコンビネーション、そして最近同型であるメイドインジャパンの方が目立ちがちなカルマが炸裂!さすがにワトさん無念の3カウント…。

今度こそ、あの一瞬を

俺はね、明日、あなた方にですね、夢を見せたいと思っております! 明日の試合後、俺は、この言葉を叫びたいと思います。物事が変わるのは一瞬だー!!

試合終了後、YOSHI-HASHIは声を出せない観客らに向かってこう宣言した。

比喩抜きに夢が簡単に潰えてしまうこの時代。そんな中でも出来ることはあるということをYOSHI-HASHIは体現しようとしている。

決してオカダのようなキラキラとした華はない。飯伏のように人間離れした運動神経がある訳でもない。

失礼を承知で言えば、YOSHI-HASHIはプロレス界における自分達の代表だ。

時には上手く行き時には失敗し、大きな波に飲まれて流され疲弊して。そんな自分達にとって当たり前のことをYOSHI-HASHIはプロレスという非日常で再現している。

そんなYOSHI-HASHIが夢を見せてくれることを約束した。俺はできる、だからお前たちもできる。諦めなければ必ず物事が一瞬で変わる時がくる。

最っ高に痺れるマイクじゃないか…!バレクラに蹂躙された新日本のリングにいの一番蕾をつけたYOSHI-HASHIの夢はこの不穏な時代の闇を払う光だ!



引用元
SUMMER STRUGGLE 2020 – 東京・後楽園ホール 2020/8/8 – 第6試合後 | 新日本プロレスリング