にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

UWF?プロレス?格闘技?新団体GLEATを見る【GLEAT旗揚げ大会「GLEAT Ver.1」 2021/07/01 全試合感想】

後楽園の渋く激しい3連戦もよかったが……SHOの応援も兼ねてこの新しい団体がどんなプロレスを見せてくれるかを確かめてみようじゃないか。

第1試合 エル・リンダマン vs 田村ハヤト

まずは通常のプロレスルールでジュニア級とヘビー級が激突。どっちも若いな!リンダマンは日焼けを際立たせる白パンイカすね。

明らかな体格差でもパワー負けせず気迫で圧していくリンダマンがかっこいい!最後は爽快に勝って1回戦とは思えぬマイククオリティで場を盛り上げてくれたぞ。

前にどこかでリンダマンBOSJ参戦希望というのを見かけたが、わかるなぁ。どこででもやれるキャラクター、この年齢でこの完成度は素晴らしい原石だ。

第2試合 宮城倫子 vs 井上京子

次は女子プロ。井上京子ってなんか聞いたことあるなと思ったら、かつての全女で活躍していたレジェンドクラスのレスラー。すごい人引っ張ってきたな!?

対する宮城はちょっと前までスターダムにいたようだ。退団時期がブシロに吸収された時期に近いのがちょっと不穏……?

試合はほぼ井上の独壇場だったな……肝っ玉母ちゃん力が強すぎて、宮城の攻撃がスポンジに吸われる水のような儚さだった。さすがレジェンドは一味も二味も違う。

第3試合 カズ・ハヤシ&渡辺壮馬&佐藤恵一 vs CIMA&鬼塚一聖&入江茂弘

続いて6人タッグは若手中堅ベテランのバランスが気持ちいい組み合わせ。ジュニア級が多いからかなりすっきりした画面映えだ。

CIMA側は同一ユニットということで連携の精度はさすが、勢いを的確に殺す掌握力に惚れ惚れする。ウィークポイントになりがちな若手の鬼塚に対するサポートもナイスタイミングでやってくる。

最後はその鬼塚がベテランカズとの目まぐるしくスピーディな闘いを制し勝利!そのカズめっちゃ憤ってて、しかも手を出しては来ないのがすげえ怖いんですけど……。露骨な抗争の火種。

第4試合 T-Hawk vs 河上隆一

通常プロレスルール最終戦。ここまで見て今更気づいたけどGLEATって体重で区分けはしてないんだね。今回も約10kg差、かなり体格に差があるように見えるぞ。

想像通り全体的にパワーで押されるT-Hawkが起死回生の一発で出したトペが……柵に変な当たり方したんですけど!?大丈夫か!?

だがダメージを感じさえない鋭い膝蹴りで着実に河上を追い詰めていく姿は思わず拳に力が入る。残念ながら負けてしまったが、互角の闘いと言えるで面白かった。

第5試合 田中稔渡辺壮馬 vs 松井大二郎&井土徹也

ここからはUWFルール。正直UWFはビビる大木が大人げなく本気になるアツいものくらいしか知らなかったが、そんな自分にもわかりやすい丁寧なルール説明から始まってくれてありがたい。

さっきまでの華々しい雰囲気から一気にアングラめいた緊張感が会場に漂う……それまでのプロレスと全く違うモノに対する畏怖と尊敬を感じる。

こういう禅めいた濃厚な格闘空間は新鮮だなぁ。瞬きも許されない密度の高い技の応酬。ところで寝技が多いから天井視点が助かるけど現地はどうなんだろ。

最後はアームロック一閃!そりゃ関節がマジに入っちゃうとそうだよね!スポーツマンシップ重点の握手で〆。同じ団体でここまで違うものを同時にやるってすげえな……。

第6試合 福田茉耶 vs 橋本千紘

あの……無茶では?これコブとBUSHIより体格差ありそうなんだけどUWFルールで闘わせるの!?しかも福田はこれがデビュー戦とかスパルタにもほどがあるよ!

こうなると福田は打撃でKOを狙うしかないんだが、まだレスリング仕込みのタックルを迎撃できるようなカウンター技は習得できてないようで常に接近を許してしまう。これ顔面パンチ解禁しないと無理ゲーだよ……。

恐ろしいことに橋本は『プロレス』なんだよな自分の見る限り。最低限のUWFルールに合わせたチューニングで圧勝、こんな逸材が女子プロ界にいたとは……正直好みです

第7試合 飯塚優 vs 船木誠勝

UWF関連の話題になるとほぼ必ず名前が挙がる船木。最近試合をしてないっぽいがその実力はいかがなものかと思ったが、その、単純にすごいね……。

柔和な感じの顔からは想像のつかない体格の良さに反応速度、経験値が低い若者とはいえ有利なポジションを与えず淡々と技を執行していく様はこのUWFの空気と最高にマッチしていて感動すら覚える。

相手の飯塚は気圧されたのか段々所作が荒くなっていきさらにドツボにハマる船木蟻地獄に飲み込まれ、万人が納得の敗北。うん、これは何度も言うがすごい。面白いというかすごかった。

第8試合 伊藤貴則 vs SHO

諸先輩方が後楽園で意地と意地をぶつけ合うクソアツいシングルを行う中、単身他団体のメインに殴り込むという半端じゃないプレッシャーをかけられたSHOだがその顔はとても落ち着いていてよし。伊藤もやっぱ27歳とは思えぬ貫禄でよき。

ただどっちもUWFルールは初めてっぽいせいでちょいちょい打撃の甘さや隠しきれないプロレスへの愛情がはみ出しているね!?そんな2人をメインに持ってくるということは、GLEATは若い力でUWFとプロレスの魅力を融合させることが最終目標だったりするんだろうか。

しかしSHOは想像以上に寝技強いな……ヤングライオンとして数年みっちり基礎を叩き込まれてるから当然ではあるのか。こうなるとヤングライオン以前からクソ強かったオーカーン様とか参戦したらさらにヤバいものが見れるのでは……。

その経験の差もあって、危ないところはありながらも終わってみればそこまで息を切らさず根っこの違いを見せての勝利。ますますシングル専念してほしくなったぞ!


メインがGLEAT側の敗北……という重い空気を感じさせないリンダマンの底抜けに明るいマイクが一気に会場を温める。どうもリンダマンは元ドラゲーらしいが、もしかしてこんなマイク強者しかいないのかドラゲーは……。

しかし旗揚げだからということもあるんだろうが、このめっちゃ朗らかな〆は今後どう展開していくのかが想像つかないな。もっと言うと因縁とかが大事なプロレスと強さ重視のUWFを同じ舞台で並べてどう観客を引き付ける仕掛けを打ってくるかも謎だ。特にUWFの方は面白かったけど、一回見たらしばらく同じ組み合わせはいいかなと思ってしまう危険性が感じられた。

ともかく若手の活きのよさが抜群に伝わってきたGLEATは、今後もちょいちょいチェックしていきたくなる魅力は間違いなくあったな!


たいめいけん度:★★★★
あの体格差はほぼ処刑度:★★★
SHOはこの方面でやっていこう度:★★★★