にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

王の孤独は満たされるものなのか【SUMMER STRUGGLE 2021 2021/07/30 第5試合感想】

SUMMER STRUGGLE 2021 2021年7月30日 東京・後楽園ホール 全試合

EVILが試される一か月が始まった……。これまでは内藤やヒロムなどなんだかんだパーソナルな部分を知る者ばかりが相手だったが、今度の相手は急激な成長で新日内での立場が強固なものになっている鷹木。大丈夫か……。

チームとして

EVILのコンディションは基本的にいつでもいい。ジェリコに不意打ち食らった時も、無観客の中でYOSHI-HASHI股間をしばいてた時も、暑い中野外リングでやった時……はちょっと疲れてた気もするが。

そんなEVILがジュニア最強クラスの2人と介入屋にシフトチェンジして嫌がらせに特化した全体のサポートを担う裕二郎、そして実質オプションパーツの東郷を引き連れているのだからそうそう負けるはずがない。机上では。

実際にこれで試合をやってみるとなかなかどうしてEVILを中心に上手く風が回らないというか、要所での反則はキラリと光るもののロスインゴと比べて「流れを掴ませない」という覇気が欠けているように感じた。

まあEVILもなんだかんだまだバレクラに入って1年ちょいだしなと思いたいが、バレクラの陽キャヤンキー的空気がEVILのやりたいことと噛み合っていないのではないかと思えてくる。

僅かなズレ

じゃあ今EVILがやりたいことってなんなの?という部分だが、自分は『徹底的にロスインゴの邪魔をすること』が一番目的なのではないかと予想している。

他のバレクラメンバーが嫌がらせしつつベルトを獲ることを目指している中、EVILは名とも迷ともつかぬあの「ロスインゴは腐ってる」発言を実証するかのように、基本はロスインゴを中心に動いている。

同じものを目指していても、そこに至るまでの道にズレが生じているせいでチーム戦になった時に意識の差が露骨に出て今回のようなことになるのではなかろうか。

本来ならシリーズが終わればいったん区切りのつくユニット抗争を一人だけ常に燃やし続けようとする異様な執着。とにかく気に食わない奴を徹底的に潰したい精神はエンパイア向けでは。

潰した先に

そんなワンマンプレイと東郷依存が原因か、東郷を心配している後ろから突き落とされるというかなり情けないオチで負けてしまったEVIL。以前BUSHIは相当ボコられてたしロスインゴファンには嬉しい展開だが。

なあ、EVIL、相変わらず俺はお前が何をやりたいのか、なぜこのベルトが欲しいのか、伝わってこねえぞ。

そして鷹木からマジレス気味のありがたい言葉までいただいてしまう……。本人はロスインゴを徹底的に貶めたいのに誰もそのことに気づいてくれない、もしくはスルーされてる地獄絵図。ただブーイングされるよりキツいぞこれ。

実際EVILがロスインゴを裏切った理由の一つとして予想されている「内藤が頂点すぎてここにいても発展がない」という悩みは既に解決してしまってる。

度々腐ってるとは言うものの、確かにそっちのお姉様方が喜びそうな腐った展開はあるけど具体性が欠けているせいであれだけの悪逆非道に及ばれても、そこに込められた恨み妬みが全く伝わってこないため喧嘩を売る理由が薄く感じてしまう。

鷹木というどっから叩いても10倍ぐらい返してくる巨大な鐘を相手にすることで、ただ裏切った先に執着し悪いことだけをする装置を脱却し、発言力を磨き上げて単なる理不尽ではないどす黒く輝いた闇を見せてくれるようになることを心から願う。


介入屋は悲しい度:★★★
BUSHIヒロムは無理に温存しなくても度:★★★
でも正直スカッとはした度:★★★★★



引用元
SUMMER STRUGGLE 2021 – 東京・後楽園ホール 2021/7/30 – 第5試合 時間無制限 – イリミネーションマッチ | 新日本プロレスリング