にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

青く燃える日【新春黄金シリーズ 2022/02/11 第8試合 感想】

無観客かつ妙なキャラ付けで帰ってきた若獅子がいよいよ頂を目指す日が来た。

これまでは不意打ちでの勝利が多かったワトだが相手はその全てを知り尽くし攻略してきた巨大な壁デスペ。マスター・ワトというレスラーの本質そのものが試される闘いが始まる。


新春黄金シリーズ 2022年2月7日 東京・後楽園ホール 全試合

若さ


これまでは技の一つ一つを丁寧にやろうとするあまりやや隙の多い印象のあったワトさんだが、この大舞台ではなりふり構わず突撃するシーンが目立った。

とにかくがむしゃら、反則こそしないがとにかく勝てればいいんだろうという激しさでデスペを振り回しスタミナを削っていく。まあ20代だもんな……羨ましい。

そんなガリガリ削られちゃたまらんと膝攻めを徹底するデスペもさすが。中盤までは何されてもすぐ立ち上がって次の行動に出ていたが、やはり終わり際にはがっつり影響が出ていた。

逆に言えば一点集中に対応できる技術があればすぐひっくり返されるってことでもある。改めてワトさんのポテンシャルの高さに驚きだ。

未熟さ


しかしたらればを試合中に言ってもしょうがなく、この日はデスペの采配が見事に刺さってワトさん敗北。ここ最近じゃ珍しいくらいデスペが息を切らしていたので追い詰めたのは間違いないが、ここぞという時の立ち回りの弱さが出てしまった。

特に軸足をやられたことで逆転を狙う技が崩れてしまうのが目立ってしまい、あと一歩の『一歩』が形として見えた。いや立て直し方はすごかったんだよ?だがチャンピオン相手だとそんな些細な隙でさえも致命傷になりかねない。

そういうところがあるからこそデスペはワトさんに「考えろ」と言い続けてきてるんだろうなぁ。……いっそ本当に金丸の師事を受けてみては?

蕾が開くまで


ということでワトさんのIWGP初挑戦は、勢いで相手のHPをギリギリまで削ったけど毒に気づかず逆転負けを許したかのようななんとも悔しい結果に終わった。

あの時気づいていれば……というのはプロレスに限らず人生には必ずといっていいほど起こるイベント、早々に反省したあとはしっかり糧として飲み込み身体に馴染ませればまた挑戦できる日もそう遠くない内にくるはず。

今の状態でもここまで観客の心を掴める男が確かな技術をゲットしちゃったらもうどうなるんだ!?こういう未来への期待があるからプロレスはながーく楽しめるんだよ!

久々に思わず太もも叩いてドラミングめいた感情発散をするくらい素晴らしい試合だった!ワトさんにとって初めてベストバウトと呼べる試合、自分はあと何回その感覚を楽しめるだろうか。


急なガンダムネタは人を選ぶぞ度:★★★★
ベルトはしっかり締めた方がいい度:★★★★★
ジュニアの未来がそこにあった度:★★★★★