にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

最後のトーチャーツールはその肉体でした【新春黄金シリーズ 2022/02/13 第7試合 感想】

もう何度目か、石井とEVILの対決。ロスインゴ時代はなかなか勝てずにいた石井相手に恥も外聞もない反則殺法で勝てるようになったEVIL。それでいいのかEVILよ!?

そんなEVILの執拗な挑発にいよいよキレた石井は、はるばるアメリカから取り戻してきたNEVERの闇堕ちを阻止するべく、ベルト戦なのにメインではないというちょっと思うところが出てくるリングに上がる……。


新春黄金シリーズ 2022年2月13日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 全試合

ランバージャックの難しさ

まず試合を振り返る前にランバージャックデスマッチのルールを再確認しよう。基本的な部分は通常のプロレスと同じだが、両者ともにセコンドを複数人用意し、対戦相手が場外に出た時にセコンドが一斉にボコしてリングに戻すことが許されているという暴力的なもの。

ちなみにランバージャック(Lumberjack)とは木こりを意味する言葉で、その木こりたちが喧嘩で採用したのが始まりらしい素人でこれやったら絶対死人出るだろそれ!

だがこれ普段から暴力的なことをやってる人らならともかく、本隊やここ数年のCHAOSと非常に相性が悪いルールだ。もちろんプロレスの範囲内でボコボコにするのはどのユニットも同じなのだが、悪いことというのもお金を取れるレベルまで昇華するには才能や経験値、違和感のなさが必要。

今回石井のセコンドについたのは後藤、YOSHI-HASHI、YOH……うーん。普段から真っ向勝負の色が強い毘沙門の2人は特に合わないと思うがみんなはどうだろう。

ビンタ

そういう訳なので正直普段通りのルールでいい気もするが、さすがに毎回後からどっちも介入はアレだと思ったのか両者用意できるフルメンバーで始まったこの試合。……後出しじゃんけんできない分CHAOS不利じゃん!

とは言え今まで散々見てきたものばかりなのでCHAOS勢はダメージを食らいはすれど多勢に無勢で追い込まれるまではいかないギリギリを保つ。こういうピンチの時でもやたら冷静なYOHだが、そのちょっと冷たいまであるものを前回活かしていれば……。

それでも全く懲りる気配のないEVILにマーティー浅見レフェリーのビンタ一閃で流れが変わる!レフェリーってビンタも鍛えとかなきゃいけないんだなぁ……。

最後の武器

ここから一気に火力を上げてきた石井とCHAOS勢はひっくり返したおもちゃ箱のように繰り出される反則行為を乗り越えEVILを追い詰めていく。普段なら逆転の兆しが見えてくるアツいシーンなのだがどうもEVILの様子がおかしい。

徐々に、ほんと微かな変化ではあるが、その目の輝きがロスインゴ時代のそれに近づいてきた……!あの頃もある意味闇堕ちしてるようなもんだから健康的ではなかったが、炎の色が明らかに違う。

石井カウンセリングパワーなのか全ての手段を失った故の悪あがきなのかは正直わからない。でもあの頃のむっちりボディでパワーとスタミナがいいバランスを保っていたEVILが帰ってきたのは間違いねえ!

今のEVILにとっては愚行であるはずの真っ向勝負で石井に挑み、しかもそっから勝っちゃったよ!そんな椅子や東郷に頼らなくても普通に相手をぶっ飛ばせる気迫こそが闇の王のポテンシャルだったんだよ!

拷問するのにオモチャはいらねえ、その肉体と技で相手を無間地獄に堕とせるあの頃のEVIL!2年ぶり?くらいに見れたぞ!これにはミラノさんも号泣。

ただここで普通に強いEVILが出ちゃうと拷問一家の流儀がブレそうなものだが……次のNEVER6で新展開が来る可能性あります!?


内藤ばりの殺人ビンタ度:★★★★
ランバージャックの意味はあった度:★★★★
ビールは持って帰ろう度:★★★★