にわかによる新日本プロレス日記

プロレス歴史も知らない、技名もそんな把握してない、それでもプロレスは面白いと思った男のブログ

超人の血はとても尊い【タカタイチマニア2.5 2022/05/6 第7試合 感想】

前回のPPVはいい売り上げだったそうだが、そのおかげか今回もPPV配信されたタカタイチ!あれ、でも前回は3だったはずなのになんで今回は2.5なんだ……?

という疑問に答えるのが今回のメインイベント。デスマッチのカリスマとしてにわかの自分でも知ってるレベルの超大物葛西純!かつてタカタイチ2で彼に顎をぶっ壊されたデスペがあの続きに挑む!というクッソ胸が熱くなる物語の続きだから2.5らしい。

思えばDOUKIが新日にきたのもこれがキッカケだったなぁ。


タカタイチマニア2.5 2022年5月6日 東京・後楽園ホール 全試合
※配信は2022年5月6日(金)18:30 ~ 2022年8月6日(土)23:59まで

まず視聴する前に気を付けてほしいのが、新日に慣れてる人からすると引くくらいの血が流れるのでそういうのに弱い人は絶対に観ない方がいい。前に内藤がおでこ割っちゃって大流血したことあったけど、4人があれに近い流血をしてるってんだからとんでもない空間だ。

しかし試合自体は血みどろなのに陰惨なものはなく、どこか爽やかにすら感じる素晴らしいメインイベントだった。その理由として『デスペが葛西に求めたもの』と『本間の覚醒』の2点が特に大きかったと思う。

まずこの試合は一応デスペのリベンジということにはなっているが、これまでのデスペのコメント見てたらわかる通り葛西に対してはリスペクトが溢れすぎて逆襲やぶっ潰すという負の怨念ではなく、葛西の刺激を限られた時間で全て吸収してやろうとする非常に前向きな姿勢で挑んでいる。

葛西も新しい刺激をくれる好敵手としてデスペを迎えているので、使ってる凶器がえげつないだけで互いに認め合っていることがわかる気持ちのいい闘いだ。いや実際はめちゃくちゃ痛々しいシーンの連続ではあるんだが……。

次に本間の覚醒。新日マットではすっかり愛されこけしになっていた本間が魅せた鬼気迫る表情と、普段なら絶対にしない技のチョイス。デスマッチ畑の人とは知ってたけど、凶器を含めた試合の組み立て方が完全にそっち側の人で改めて納得。

序盤こそいつもの本間だったがDOUKIが大流血した辺りで段々様子がおかしくなり、最終的にこけしのガッツとデスマッチの血が合わさった一番相手にしたくない類のレスラーへとシームレスに変化していく様は怖さとかっこよさが両立していて今までにない魅力を放っていた。

普段は大怪我の後遺症もあってどうしても負けがちだった本間の闘いに、血の香りを足して貪欲なこっからを望む怪物に仕立て上げることで勝負の純度が上がりドキドキに溢れたものになるなんて!

そんなスポーツマンシップが根底にあるデスペと、今抜くからこそ新たな価値が生まれる刀を生み出した本間を葛西が飲み込み、因縁の深さに差があるせいかややハブられ気味だったDOUKIが全力で噛みついたことで美しい男の闘いに仕上がった、のではと自分は思ってる。

だがその理由に説得力を持たせたのは間違いなく全員の『血』だろう。プロレスラーは超人だが人間なので当然血が流れている。しかし普通はその血を見ることはそうそうできない、アクシデントが起きない界斬り精々鼻血くらいなもんだ。

だがこのリングで彼らはド派手に血を吹き出す。痛みと恐怖の象徴である血液が流れようと闘志を失わず互いに刺激を求め合う姿が4人を頂点に押し上げていく。非日常の極みを画面越しとはいえ味わえたのは本当貴重な体験だった。



ただ子供に見せるもんではないと思うけどなぁ!?


頭の有刺鉄線のサイズはもうちょい小さくしよう度:★★★★
まだまだ流血し足りなさそうで怖かった度:★★★★★
裏MVPは間違いなくDOUKI度:★★★★★